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 放野不可個体の情報

 個人的に見聞きする範囲ですが、持て余している側と欲している側との橋渡しをしてみようかと思います。仲介するのは基本的に情報のみです。最終的には当事者同士でお話し合いいただきます。不動産ではないのはお金をとったりはいたしません。
 法的な処理さえクリアできれば、個人でも引き取っていただいてよいのですが、希少種に関してはいろいろやかましいので公的・準公的な園館に事実上限られてしまうかなという気がします。
 希少動物人工繁殖研究会で猛禽の勉強会も始まりますので(私も言い出しっぺのひとりです)、空間にゆとりのある施設のかた、挑戦してみられませんか?

 放野不可個体について、出したい側・欲しい側双方の情報提供をおまちしています。

 出したいかたは、種・年齢・性別・インプリントの有無(わかる場合のみ)、障害の程度などお知らせください。
 欲しいかたは、種・性別・目的(単なる里親、環境教育デモ、人工授精による/自然交配による繁殖、など)をお知らせください。

 

ハヤブサ雌。2001年生まれ。片翼断翼。非インプリント。

ハヤブサ雄。2001年生まれ。片翼骨折。非インプリント。おそらく交尾可能。1と同施設に。

2羽セットでいかがですか。障害個体ですから、ストレス管理さえできれば3メートル四方ぐらいで繁殖いけるのではないかと。生まれた雛の育成スペースはまた別ですが・・・。

オオタカ雌。1999年生まれ。非インプリント。左足第2指腱断裂。かなり神経質で環境教育には不適。

フショの腱の一部を取り出しての移植なら治せるという話を聞いているのですが、腱鞘の取り扱いや血管の誘導等も要るらしく、国内で手掛けてくださる獣医師が見つかっておりません。

 

 上記3の個体ですが、2002年5月18日に手術を受けました。
 知り合いのI獣医師が腱の再建手術についてあれこれお調べくださいまして・・・。

 が、結果からいうと、再建はできませんでした。
 推測混じりですが、腱は部分断裂だったようなのですが、背側の癒着か、張力の不均衡か、その両方かで、本来とは違う力が加わり続けた結果、指の関節自体が変形してしまっておりました(準備中術中虚しく縫い終わったところ)。

 他の例で集めた情報からしても、どうも猛禽の外傷においては、徹底的に「拙速は巧遅に勝る」のだなあと慨嘆するハメになりました。手首関節脱臼、事故後2週間で整復を試みるもダメだったという症例に対して、「1日2日以内でなければ無理。2週間も経ってたら絶対無理」という専門医のコメントもありまして・・・。
 いまから思えば、情報不足だろうとなんだろうと、受傷直後にエイヤっとやっておけば良かった・・・とも思うわけですが、後知恵ではなんとでも言えるわけでして、当時としては「エイヤっとやっておくべき」という情報もなかったわけで、しかたありません。
 こういう積み重ね、またその情報の共有こそが今後の役に立つのでしょう。

 当該個体ですが、術後の感染管理さえうまく行けば(5月20日の現況)、命に別条はありません。飼育下でのQOLにも問題はありません。ただ、最も力の入る指がダメですので、放鳥は無理です。上にも書きました通り神経質な個体で、公開の展示や訓練しての環境教育にも向きません。
 が、飼育慣れはしていますので、閉鎖式の禽舎での飼育や自然交配による繁殖になら使えます。
 種の保存法の移動許可を取れる施設のかたで引き取ってくださるむきはおられませんでしょうか?
 放鳥の見込みがなくなったからには、拙宅に置いておいても場所塞ぎなだけですし、拙宅には国産保護個体の雄はおらず繁殖は無理、仮に将来雄が来るとしても、繁殖個体を放鳥してよいかについては議論があるところですから、放さない場合に備えて殖えた個体の置き場も確保しないと試みるわけにも行かず、そんな場所は確保できませんので・・・。
 が、猛禽の飼育や救護を計画しておられる施設において、飼育管理のデータ取りなどには役立ってくれるはずと思います。拒食してイキナリ死ぬってことはありませんから。
 ご興味お持ちでしたら、下記までメールをくださいませ。 (2002/5/23追記)

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